飛び移り座屈によるエンボス反転・復帰障害の解決
エンボスされたキーを押した時にペコッと反転し、へこんだままの状態になってしまう場合があります。 通常のドーム曲面のエンボス製品では発生頻度はかなり低いのですが、ドーム形状+外周リングのエンボスの場合は発生しやすい傾向にあります。 エンボス加工を行う上では理解し、解決方法も考えておかなければならないことですので、要点をまとめてみました。
エンボスの反転(復帰障害)は、製品としては致命的な欠陥です。
スイッチがONされた状態から戻らないのですから重大な不具合です。
根本的な発生原因を探り、安全マージンを確保した製品作りを確立する必要があります。
今回、エンボスの復帰障害が発生した製品のキー部分です。
上画像のように反転して凹んだままで自力で復帰しません。
復帰するOK品です。
こちらは復帰しないNG品です。
周りを指で押さえることで、なんとか復帰しています。
解決方法と飛び移り座屈の考察は別ページで公開しています。
興味ある方は参考にして下さい。
飛び移り座屈の考察(別窓)
飛び移り座屈による反転(復帰障害)の対策(別窓)